仮想通貨・暗号資産

Binanceのオプション取引解説

 

正直「オプション=意味不明」って感じで難しい印象。なので、いままでは敬遠してきた。

ところが勉強してみると、オプションはオプションでチャンスを活かして利益を産める機会も多い。なので、がんばって挑戦してみました。

今回はBinanceでオプション取引をする方法もだけど、そもそもオプションとは何か?ということが理解できるように、例もたくさん交えて解説します!最後まで頑張って読んでみてね。

そもそもオプション取引とは?

オプション取引とは、ある商品(今回はBTC)を「決められた期間内で」『買うor売る「権利」』を買ったり売ったりする取引のことだ。Binanceでは現状オプションの「買い」のみなので、今回はこちらに焦点を当ててみる。

損失幅を限定できて利益が無限大

オプションの買いの一番いいところは、損失幅を限定でき、利益は無限大な事だ更にBinaneオプションでは買いのみなので、Premium以上の値幅を抜けば利益が出る。

ここまででもう既に分からない人もいると思う(自分は分からなかった)ので具体的に説明していきます!

Binanceでのオプション取引のやり方

Binanceへは下のボタンからどうぞ。

BINANCEへGO

今、1BTCの価格=9000ドルと仮定

その上で、これから例を3つ交えて、解説します。

オプション取引では買う権利のことを「call」 売る権利のことを「put」という。

  • 買う(call)(一定以上上がれば儲かる)
  • 売る(put)(一定以上下がれば儲かる)

Binance Futureに資金を移す。(現状スマホアプリのみ)

  1. Binanceのアプリホームから左上の「futures」を選択
  2. 画面上部のoptionを選択
  3. オプションの期間(権利行使期限)を選ぶ。今回は10m(10分間)を選んでみる。
  4. 次にcall(買う権利)か put(売る権利)を選ぶ。今回はcallを選ぶ。
  5. そうしたら、もつ枚数を入力する。今回は1枚(=1BTC)持ってみる。するとその下のPremiumというとこに11.7ドルと表示された。
  6. Buy callを押して完了だ。これでポジションを持ったことになる。
    ここから10分間の間が取引できる時間だ

*下記の説明から分かりやすいようにプレミアムを10ドルと仮定します。
callを持った価格を9000ドルとします。

いくつか例を考えてみよう。

例A 爆上げ

五分後に垂直上げして9100ドルになったとする。今1BTCの call(9000ドルで買う権利)を持っているのでここでその権利を行使する。

Binanceオプションでは買う権利を行使したBTCをその時点のBTC価格(9100)でUSDTに替えてくれ、これが利益となる。すなわちこの爆上げした五分後に買っておいたcallの権利を行使することで、その瞬間BTC1枚を1BTC=9000で買ってたことになり、9100ドルで利確したことになる。

この時の利益をいくらか計算すると利幅分の9100―9000=100ドルから、最初に払ったpremium10ドル(手数料のようなもの)を引いて90ドルの利益となる。

例B 爆下げ

先ほどとは別の場合で、2分後に暴落して1BTC=8900ドルになったとしよう。

このときFX的に考えると損失分は値幅分の100ドルにPremiumの10ドルを足した110ドルになると思うかもしれない(FXでクロスマージンだったら、ストップかけていると思うが…、今回は約100ドル幅担がれたと仮定する)

しかしそれは違う。結論から言うと損失はなんとPremiun代の10ドルだけなんだ。

理由は、オプションの買い=買う権利の買いであり、買った権利を行使しなくてもよい、放棄できる。すると損失は最初に払ったPremium分だけで済む。

つまり損失は10ドル抑えられる。

いくら暴落しても、何なら1BTC=1ドルになっても損失は10ドルだ。

要するに買った時点より上がればほぼ値幅分(Premiumを引いた分)利益がもらえ、いくら下がっても損失はPremium分だけで済むということなんだ。
これをグラフ化するとこうなる。

初めに「オプションの買いのいいところは損失幅を限定できる事だ。」といったがそれがよくわかると思う。

またPremium以上の値幅を抜けばその分がすべて利益になるところがバイナリーオプションと違うところだ。

例C 例B(爆下げ9000→8500)から激リバして、9030ドルまで回復した場合

オプションの行使期限(10分間)に近づいた9分後、BTCの値段は激しくリバウンドし、9030ドルまでリバウンドしたとする。ここまで何もしていなければ、ここでオプションの権利行使をすればよい。すなわち、利益は20ドル(9030-9000-10)だ。

ここで注目するべきなのは、FXであれば、ストップにかかりそうor狼狽して損切してしまいそうな値幅担がれても、行使期限内(今回は10分以内)にその後反発(9030ドル)したなら、変にガチャガチャせずに利益を出せている点だ。実際使っていると、こういうことはよくある(ポジったとこよりも一段掘って激リバ等)

Binanceオプションのメリット

リスクを限定し、少ない金額で、そこそこの枚数のBTCを持てる(20枚まで)

先ほどの例なら、約10ドルで1BTC(ロング・ショートの権利を)持てるので、fx的な発想で安直に例えると、実質レバレッジ900倍(9000÷10=900) でロングしているようなものである。リスクは10ドルに損失されるうえに、権利の行使期限が来るまでは、ストップを狩られたり、ロスカットされるようなこともない。だからBTCのような激しい動きをする商品を扱ううえで優位性のある選択肢の一つだと思う。

また枚数も20枚まで持てて、板取引のFXと違い、表示されている価格で一括決済できるので買い板と利確板を出す手間が省ける

期限がくる前に決済も可能

オプション取引だが期限が来る前に利益が出てた場合、その時点で決済をすることも出来る。

両建ても可能

両建ても可能だ。BTCによくあるライトセーバーも取れる場合もあるだろう。

また水平・ライン等、節目の価格帯でちんイン(ちんインはこちらから購入可)が溜まってきた時に、両建てするなんて使い方もできる。(putとcallそれぞれのPremiumを足した金額以上の値幅を抜けないと利益は出ないが)

先ほどの例での場合(1BTC=9000ドル)、価格と損益の関係は以下の様になる。(call・put Premiumはそれぞれ10ドルであると仮定する。)

図を見ればわかると思うが、9020ドル以上か、8980ドル以下になれば利益が出る訳だ。すなわち、どちらに動いても利益が出るし、損失を出しているポジションをたたむ必要もない。

Binanceオプションのデメリット・注意点

価格急変時(ボラティリティが大きい時)はPremium代が高くなる

これは半減期直前の画像なのだけど、Premiumを見てほしい。10分のPutが1枚当たり73ドル Callが80ドルと割高になってしまっている。(普段は10ドル程度)

これくらいPremium代が大きくなると、優位性は感じない。

ボラティリティがないと利益が出ない(特に10minオプション)

先ほどの説明で分かったと思うけど、Premium以上の値幅を抜いて利益になるので無限横横相場でオプションを買うと、Premium代を払うだけになる。

Binanceでのオプション取引まとめ

オプション取引初めての人もこの記事を読んでオプションにもチャレンジできそうって思えてもらえたかな?

自分も今後はオプション取引にも本格的に挑戦していこうと思う。特にストップ狩りが頻繁に起こる相場などはオプションが非常に向いていると思うよ。

BINANCEへGO

 

 

最近の投稿