もくじ
BlockFi(ブロックファイ)は、ビットコイン等の仮想通貨を貸し出して金利を貰える「レンディング」と呼ばれるサービス。
ビットコインで6%、USDCなどのステーブルコインだと8%超の高金利で、類似サービスに比べても群を抜いている。高金利もさながら、出資者の背景や安定したサービス運用、実績など信用力が高い。
そんな背景で話題のレンディングサービス、BlockFiについて今回は解説するよ。
レンディング自体はリスクを把握して利用する必要がある。ただ、BlockFiは比較的安心してBTCを貸し出しできるサービスと感じている。その理由は一番大事なので、目を通していただけると嬉しいです。
仮想通貨レンディングBlockFi(ブロックファイ)とは
BlockFiとはアメリカで2017年に設立された仮想通貨の貸し出しサービスの会社だよ。レンディングって呼ばれてるサービス。
BlockFiはドルを借りたい顧客にBTCや仮想通貨を担保にしてローンを提供している。
その反対も可能で、ビットコインや仮想通貨を借りたいユーザーにドルを担保でのローンも提供しているんだ。
そして、BlockFiは日本人も問題なく使えちゃいます。
BlockFiのビットコイン金利ー他社との比較
気になるビットコイン(BTC)のBlockFiの金利は業界でも高水準といえる6%/年。他のレンディングサービスとの比較表で見比べてみよう。
BlockFi | BitBank | Coincheck | GMO | |
貸出期間 | 1日から | 1年間 | 14日〜1年間 | 90日間 |
年率 | 6% | 3~5% | 1~5% | 5% |
最低貸出数量 | なし | 1〜25BTC | 最低10万円分から | 10〜200BTC |
BlockFiの長所は金利もさることながら、貸し出しが最短1日からできる事。
他社は貸し出し期間が1年だったりと資金を拘束する期間が長い。暴落があっても指をくわえて見ている事しか出来ない。またBlockFiは最低貸出額がないので少額からでもレンディングが出来る。
BlockFIで貸し出し可能な仮想通貨と金利
BlockFiで貸し出し可能な仮想通貨一覧はこちら。ビットコインも6%の高金利。
仮想通貨 | 金利(年) |
BTC | 6% |
ETH | 5.25% |
LTC | 3.8% |
USDC(ステーブルコイン) | 8.6% |
GUSD(ステーブルコイン) | 8.6% |
PAX | 8.6% |
USDT | 7% |
PAXG | 4% |
この高金利。日本の銀行は平均0.01%だぞ。ステーブルコインはBTCより高く、8.6%。
5BTC以上の貸し出しは金利が3.2%
500ETH以上の貸し出しは金利は2%
BlockFiの安全性とリスク
レンディングサービスも、中には使って大丈夫かな?と思うところもある。ではBlockFiの安全性についてはどうだろう?
BlockFiへの出資参画会社
言わずと知れた大手企業が参画している。
日本ではリクルート、海外では大手仮想通貨取引所Coinbaseやモルガングループなどが名を連ねている。下記リンクから出資者一覧を確認できる。
資金預かり場所はGemini
BlockFiに預けられた仮想通貨はGeminiという仮想通貨取引所に保管されているよ。
Geminiとは、Facebookなどでも有名になった、アメリカのウィンクルスボス兄弟が経営している仮想通貨取引所。Geminiはニューヨーク州からデジタル資産を管理する許可を受けていて、ニューヨーク銀行法に基づいた資格のあるカストディアンなんだな。
カストディアンとは、投資家に代わって有価証券の保管・管理などの業務を行う金融機関のこと。
Geminiでは定期的に監査が入り、世界トップの金融機関同じ資本準備金要件とコンプライアンス基準の対象なので厳しく管理されている。
顧客資産をコールドウォレット管理
また顧客資産はインターネット上から隔離したコールドウォレットで保管されている点も安心材料。
世界最大の保険ブローカーAONの保険
そして世界最大の保険ブローカーAONの保険に加入しているんだ。しっかりしている印象。
以上の要素から、安心して使えるレンディングサービスだと思う。
大暴落でも担保の仮想通貨をほぼ精算しなかった
2020年3月12〜13日のコロナショックによる大暴落は記憶に新しい。だがBlockFiは他社比較で、借り出しの強制清算は限定的だった。ビットコインが4500ドルを下回った時も、米ドルの担保仮想通貨をまったく精算せずに済んでいたんだ。
しかも4月1日からはレンディングの利率はアップ。BlockFiすごいな。
なぜBlockFiの金利は高いのか
ローン提供で高利益を上げているから
BlockFiの高金利の理由。ここがすごく気になる。BlockFi自体に利益がないとこの仕組みは続けられないし。どのように利益をあげているのか?
BlockFiは、利息を支払っている以上に、提供しているローンで利益をあげている。
例えば、BTCを担保にドルを借りる際には年利14.2%でローンを提供している。預金者に払う利息以上に、ローンでの年利で利益が上がっている状態。これによって高金利の利息は継続できる。
BlockFiでの口座開設・登録方法
BlockFiの登録は簡単。まずはこちらからBlockFiのページへ。
今回はスマホからの方法を紹介する。PCでは表示のされ方が少し違うけど基本同じ。
こちらの下の画像が出てくる。
名前、名字、メアド、希望するパスワードを入力し、「Indivisual」を選択。チェックを全て入れて、CONTINUEボタンを押す。
CONTINUEを押すと登録したメールアドレスに承認番号が届く。それをBlockFiで記入すればアカウントが開設されるよ。
アカウント開設後にログインすると下の画面が出てくる。そちらも記入。全て英語で記入しよう。
英語での住所記入はこちらで調べられる。
KYC(本人確認)の方法
次にBlockFiでのKYC(本人確認)の方法。 3種類の資料から一点選択し提出しよう。
本人確認は以下の3点で可能だよ。
- パスポート
- 免許証
- マイナンバーカード
今回はパスポートを選択。写真撮影ではGlare detected(光の反射の警告)が出たら出ないように撮影しよう。
資料の提出が完了すると『your identification are credentials were successfully submitted』というメッセージが表示される。これは只今本人確認資料審査中ということだ。おおよそ翌日には審査完了のメールが届く。
BlockFiのレンディング(貸し出し)方法
レンディングしたい通貨をBlockFiに送金=レンディング開始
KYC(本人確認)が完了したらレンディングを開始しよう。簡単。レンディングしたい通貨をBlockFiに送金するだけでレンディングが始まるんだ。
入金された通貨の利子等の見方はこちら。未払いの利息が毎月1日で支払われるよ。毎月1日(土日祝日の場合は翌営業日)に利息が払われるのでチェックしよう。
利息支払い日にはメールも届くので忘れる事もないはず。
月の途中からレンディングをした場合は日割りで計算されるよ。またレンディングの手数料は無料。手数料は出金手数料のみ。ただ毎月1回までは出金は手数料はかからない。
BlockFiの出金の方法
出金方法も簡単。毎月1度は出金無料なのも嬉しい。
出金は毎月1回は無料。2回目からは0.0025BTCの手数料がかかるから1回だけにした方が賢い。出金申請してから24時間後に処理されて数日以内に完了。
通貨 | 手数料(毎月2回目から)1回は無料 |
BTC | 0.0025BTC |
ETH | 0.0015ETH |
LTC | 0.0025LTC |
ステーブルコイン(USDC、GUSD、PAX) | 0.25USD |
ダッシュボードからWithdrawを選択し出金処理を開始
承認番号を記入後は画面が切り替わり『DONE』ボタンをクリックして完了。出金状態が『pending』の状態ならキャンセルも可能だよ。
レンディングサービスBlockFiについてまとめ
今現在レンディングサービスを行っている企業はいくつかある。その中でもBlockFi(ブロックファイ)は信頼できる材料がたくさんがあり、バックグラウンドもしっかりしている。
トレードはちょっと苦手でもビットコインをはじめとする仮想通貨を増やしたいって方は注目すべき。また、USDCをはじめとするステーブルコインであれば価格の上下動リスクも抑えられかつ高金利を享受できる。
個人的には、もちろんトレードも継続してやっていくけど、BlockFiで着実にBTCの枚数を増やしていきたい。なので、売るつもりのないBTCはBlockFiに置いています。